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女性は産む機械?

この軽率な言葉が論議を呼び、揚げ足取り議員の良い標的になっている。おかげで議会は空転。憤慨している女性に限って、実は出産未経験者だったりして・・・(苦笑)。

しかし実のところ、この言葉の重みはほかにあると思う。

日本では戦国時代から江戸時代の大奥に至るまで、子供(特に嫡男)を産まないと一人前の女性と認められなかった時代もある。確かに、世継ぎがいないとお家お取り潰しなのだから、出産は国家行事であり、最重要責務なのである。

昨年、秋篠宮妃が男子をご出産されたことも記憶に新しいところである。

かつて、王室の結婚は攻略的な色合いが濃かった。オーストリアの女帝マリアテレジアは同盟強化のため、ベルサイユ宮殿で暮らす娘との間の書簡が残されている。

テレジアが、結婚の狙いを成就させるものとして繰り返したのは子を得ることだった。

「あなたにとっては、子供を授かるのが何よりも大事な使命なのですし、子供を産む事であなたの幸せは揺ぎ無いものとなるのです。」

結婚から9年経って、女児が生まれた。次を促すテレジアは自信の死の数ヶ月前にでも「私たちにはどうしても皇太子が必要なのです。」と書き送る。

アントワネットの立場は、国の命運にかかわる「産む機械」のようだった。

後の大革命でアントワネットが断頭台に消えてもう、200余年が経つ。

女性を【産む機械】と見るような時代は去ったはずだが、

我国の閣僚、しかも少子化を担当する厚生労働相が口にした。

今、現在でも世間一般には、《家の跡継ぎ》という言い方が残る。

国家も一つの家であり、女性には跡継ぎを残す責任がある、などという見方が発言の背景にあるのだろうか?

アントワネットの初産にはオーストリア大使が立会い、テレジアに報告した。

分娩の一瞬後に痙攣を起こし、一時は危険な状態にあった。

立場は「産む機械」でも命がけでお産に臨む姿は「機械」などではなかった筈だ。

・・・大きな誤解である。

いつの世も“女性が子を産み時代を創る” これこそが真実の言葉ではないだろうか?!

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